ベンチプレス大会で優勝！

　今年の目標の一つ、ベンチプレス大会に初出場。で、見事優勝！ 今までいくつかのスポーツに熱中し、大会にも出場してきたけど、人生の中で「優勝」なるものは初めての経験。素直にウレシイ。とっても嬉しい。

　そもそも、ベンチプレス大会に出場しようと思ったきっかけは・・・。筋トレを始めてそこそこ重量を挙げられるようになると、誰もが目指すことになる【ベンチプレス100㎏】。しかし、これが全くのクセ物で、ほとんどが《自称オレ100㎏》。多くは《ケツ上げ100㎏》や《つま先立ち100㎏》、あるいは《胸バウンド100㎏》、ひどいのは《ちょっとだけ腕まげて100㎏》・・・（全て以前の自分にもあてはまる）。傍から見ていても「おいおい、それってチーティングでしょ!!」ってツッコみたくなる。更には、体重100㎏の人が100㎏挙げても、「それって並みレベルでしょ」って。（一般的に体重の1.5倍以上挙げられると上級者と言われる。僕の場合66㎏級だから、100㎏がちょうど1.5倍になる）。そんなこんなモヤモヤ感がずっとあったので、第三者の判定による【公式な記録】を取ろうと思った次第。この【公式記録】を取るための大会ルールが結構厳しくて、試技の姿勢（頭、肩、尻、足の設置）、審判員のコールによる試技（ラックから外して完全に肘を伸ばしてから「スタート」で下げて、胸に着けて一端静止させてから「プレス」で挙上、更に肘を伸ばしてようやく「ラック」で戻す）、更には身に着けるギアにも細かい規定がある。

　今回の目標は、①公式記録を作る、②90㎏、③上位メダル獲得、の3つ。結果的には、全てクリアして100点の出来。素直にとっても嬉しい。

　ただ反省点もいくつか。①パワーベルトが規格外で使用不可に。②ハードワークのし過ぎで、２週間前には90㎏も挙がらず。

　次回の目標。①パワーリフティング（スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの3種目）大会に出場。②やっぱりベンチプレスは100㎏を達成したい。

　今回はじめて大会に出場して、とっても楽しかった。もちろん結果が良かったから。でも、出場を決めてからの約半年間、66㎏級にするための約9㎏のダイエット、ほぼ毎日の筋トレ、筋トレの本を読み漁り、ネットやYoutubeで情報を収集しまくり、毎日がとっても充実していた。昨今、コロナ禍の中、毎日のようにオリンピック・パラリンピックの開催可否について議論が続けられているけど、今までの僕は《どっちでもいい派》だった。「経済的には開催すべきだけど、やっぱり現実的には無理でしょ」って思っていた。でも、今回ちっぽけながら＜ゴールド・メダル＞なる物を首にかけると、「アスリートのためにも絶対に開催すべき」との思いに変わってしまった。全てのアスリートは、その日のために何年も人生のほとんどを賭けているのだから。だれもが納得できる、いいオリンピック・パラリンピックにしてもらいたい。