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Bob Dylan "Rough and Rowdy Ways"

Bob Dylan _ Rough and Rowdy Ways

 ボブ・ディランの最新作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を、ジムの帰りによく聞いている。CD2枚組のディラン入魂作。ディスク2の収録曲は1曲のみながら、17分弱の超大作「最も卑劣な殺人」。なんとも、ますますお盛んな79歳。

 最初に聴いた印象は、ボソボソと大人しく歌うディランに困惑・・・。最近続いたカバー・アルバム群と同じような感じだ。2000年代以前のギターをジャカジャカ弾きながら、しゃくり上げるように歌い上げるディランを知る世代としては、なんとも物足りない。ところが、だ、何回か聴いているうちに、なんとも心地よくなってくる。疲れた時なんぞに聴くと、スーーーっと心落ちする。これはディランの歌い手としての新しいスタイルなのか?、若しくは自分の老いによるものなのか??