YESTERDAY

　映画《YESTERDAY》を観た。今年の10月に50歳を迎え、シニア！？?割引により、夫婦ペア2,200円で映画が観れるようになった。一人1,800円から安くなったと思えば嬉しい限りだが、シニア？？？と思われると若干複雑な思いも・・・。

　さて、《YESTERDAY》だけど、世界同時停電を境にビートルズが存在しなかった世界になってしまう・・・というありがちなストーリー。どうなることやらと思いつつ観たら、これがなかなかの秀作。ビートルズ・オタクをニンマリとさせるシーンが続出。エド・シーランが本人役で出演しているところも全く無理がなく良かった。

　この映画の素晴らしいところは、主人公の男が全くイケてないこと。その彼女もあまり美人でないフツーの中学校教師役。ビートルズが存在しなかったら？・・・それは随分味気ない世界かもしれないけど、そのお陰で78歳になった元船乗りのジョン・レノンを見ることができたし、Cokeもハリー・ポッターがなくても地球は今日も回り続ける訳だ。人の幸せとは？・・・それは78歳のビートルズにならなかったジョン・レノンが教えてくれる。

　最後に、エンド・ロールで出演者の“B”に気付いた人は、なかなかのビートルズ・オタクです。