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Abbey Road 50th!

 アビイ・ロード【50周年記念スーパー・デラックス・エディション】がご到着。9月27日に世界同時発売だったのに、10月1日の消費税増税前の駆け込み需要の影響か、数日遅れての到着となった。

 今回もビートルズ限定で日本盤でご購入。3SHM-CD+Blu-ray Audioの4枚組で14,000円也・・・。1枚当たり3,500円?!高い!。なんとかなりませんかね?この日本盤価格。

 音をザクっと聴いてみた感想。Disk1の2019ステレオ・ミックス。iPodに落として聴いてみても、明らかに音がクリアーになっている。特に各ドラムの音の粒がはっきりとした。リミックスによる音の進化はどこまで進むのか、今後も大いに期待させられる。Disk2,3はセッション音源。録音順に収録されているので、最終形に馴染んだ耳には若干の違和感があるものの、今回採用されたバージョンには納得できる。アンソロジー3に収録されたバージョンはデモ的なものが多かったので、どうしてもダラダラ感が拭えない。今回収録されたバージョンは、ほぼ最終形に近い状態なので、完成間近の緊張感と充実感が音に漂っている。特に素晴らしいのは、最後2曲のジョージ・マーティンによるストリングス曲。ビートルズによる歌や演奏がない曲が、何故50周年記念盤のトリに収録されているのか?。単に録音順だから?、ジャイルズ・マーティン(ジョージ・マーティンの息子)がプロデューサーだから?。否、それはビートルズのジョージ・マーティンに対するリスペクト以外には考えられない。ジョン、ポールの二大天才による音楽的なアイディア、急成長したジョージの曲、超一流のドラム職人のリンゴ。彼らの音をまとめ歴史的名盤に作り上げたのは、ジョージ・マーティンの功績がとてつもなく大きい。コアなビートルズ・ファンが、本盤で一番ニンマリするのは最後の2曲ではないだろうか。