アナログ・プレイヤー

　悩みに悩んでアナログ・レコード・プレイヤーをご購入。約16,500円也。この商品、レコードは勿論のこと、カセット、CD、ラジオ、USB、Bluetoothも再生でき、外部入力端子までついている。レトロ調の外観も安っぽさがなく、なかなかよく出来ている。しかもこの値段、お買い得である。

　今更、なぜアナログ・レコード・プレイヤーなんぞを買ったのかいうと、昨今のアナログ・ブームもさることながら、チャーリー・ワッツのコンプリート・コレクションを目指す上では、アナログ盤でしか入手できない代物がいくつか存在する。それをネットオークションなどで苦労して購入しても、聴くことができなければただの《物欲の満足》でしかない。真のコレクターなる者、《音を聴かずして満足するなかれ》との思いから購入に至った。

　僕は1969年生まれで12歳ころ(1981年)から音楽を聴いているので、最後のアナログ盤世代と言える。高校生の頃まではすべてアナログ盤、初めてＣＤを買ったのは高校卒業後だ。大学に入ってからはほとんどＣＤで、社会人になってからはアナログ・プレイヤーをステレオ・セットから外してしまった。今回、約30年ぶりくらいにアナログの音を聴いたのだけど、やはり音が温かい。レコードの溝の上を、レコード針がわずかに上下している様を見ているだけでも心が和む。

　今後、ぼちぼちと古いジャズやブルーズのレコードを蒐集していこう。