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ブルべ600㎞


 6/1(土)から6/2(日)にかけてブルベ600kmに挑戦。二子玉川(東京都世田谷区)を出発して、青梅 ⇒ 埼玉 ⇒ 群馬 ⇒ 栃木 ⇒ 茨城(日立港)を折り返すコース。今回のルートは獲得標高が約3,000m(平均勾配約0.5%)なので、比較的お買い得コースと言える。もうすぐ梅雨入りすることを考えると、なんとか今回600kmを完走してSR(スーパーランドナー)に近づけたいところ。

  ・・・結果、無事34時間38分で見事完走!。制限時間は40時間だから、十分余裕の完走と言えよう。しかも途中の睡眠は15分のみ。復路最大の峠越えをしたら気が抜けたのか、午前3時頃からモーレツな睡魔に襲われた。なんとか道の駅まで辿りついてベンチでゴロリとしたが、15分後に寒さに耐えかねて目が覚めた。また眠くなったらその辺でゴロ寝すればいいやと割り切ったら、結局ゴールまで突っ走った。6/1(土)の午前6時スタートだけど実際は午前3時には起床していたので、実際は38時間近くをほぼ睡眠なしで走り続けたことになる。我ながら底なしの体力と気力である。

 今回は無事完走できたものの、いくつかの反省点も見えてきた。

【その1】

 200km弱の地点でリアのシフトワイヤーが切れた。が、しかし、奇跡的にも50m程先に自転車屋さんがあり九死に一生を得る。これがもし町外れだったら?・・・これがもし夜中だったら?・・・これがもし峠の登りだったら?・・・これがもしブレーキワイヤーだったら?・・・即リタイヤとなる。パンクについては自力で修理できる準備はしてあったが、まさかワイヤーとは・・・。次回以降の対策を練らねば・・・。

【その2】

 1日目に夕立に会う。今回は2日とも雨予報が無かったので、レインウェアーは上着のみしか持参しなかった。これがもし長時間降り続いたら?・・・峠で気温が下がったら?・・・長時間のロスもしくは体力を著しく奪われたところ・・・。やはり真夏の200km以外は、雨対策は万全を期すべきか・・・。

【その3】

 PCでの休憩時間が長い?。今回の600kmはPCが9箇所。平均のピットイン時間は30分ってところか?。早い人は10分程度でそそくさと出発する。20分差×9箇所=180分(3時間)デカい!!。10分縮めるだけでも90分の差が出る。これは脚力に関係がないので、大きなポイントと言えよう。ピットインで貯めた貯金は、仮眠時間に充てることができる。今後は15分程度を目標に、補給メニューとスケジュールを検討する必要があるだろう。

 

 今回は600kmブルベ初挑戦としては大成功だった。最後の最後まで脚は十分に回ったし、睡眠を取らずに安全に走り切ったことも評価できる。600kmブルベはホテルや健康ランドで仮眠を取るのが一般的なようだが、風呂に入ってベットで眠るスタイルは個人的に疑問が残る。それは600kmではなく、2日連続の300km+300kmのように映る。安全さえ十分に確保できれば、『仮眠は最小限・屋外』が美しい完走形に思える。もちろん人それぞれだけど・・・。

 今後は残る200km完走を目指し、SR獲得に向けて作戦を練らねば。その次は1000kmチャレンジか?。今は全く完走できる自信がない・・・。