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ローリング・ストーンズ展

 本日は妻とのデートで❝ローリング・ストーンズ展❞へ赴く。ロック・ミュージシャンの展覧会としては、❝デヴィッド・ボウイ展❞以来。

 率直な感想としては、まずまずの及第点といったところ。メンバーが実際に使用した楽器(特にキースのギター)を目の前で見られたことはかなりの興奮度。曲のミキシングを自分で調整して遊べるコーナーもなかなか面白かった。結成当時にメンバーが同居していたアパートや、レコーディング・スタジオの再現なども趣向が凝らされていて興味深い。一方マイナス点としては、現在の4人のメンバー以外の展示があまりにも少なく、ストーンズ史において長年貢献してきたビル・ワイマンなんぞは、ほとんど居なかったような扱い。入場料3,700円の値段設定も如何せん高すぎる。今回は3月平日限定チケットで行ったのだけど、それでも1人2,500円。一般的な美術展が1,200円程度、映画が1,800円程度と考えると高すぎやしないか?。プログラムも1冊5,000円・・・。オリジナル・グッズもトホホの内容。物欲をそそる物が全くない・・・。

 いずれにしても、現役バリバリのロック・バンドの展覧会としては十二分に楽しめた。収蔵品のほとんどはキース・リチャーズ・アーカイブ、ローリング・ストーンズ・アーカイブなどで保管されているようなので、遠くない将来ローリング・ストーンズ博物館なんぞができて、まだ見ぬお宝を公開してくれることを望む。