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『HAPPINESS IS』他2冊

 本日はブックオフで3冊の中古本を購入。僕の会社が入っているビルの1階にはブックオフが入っているので、昼休みに散歩がてらに出かけては格安本のみハンティングしている。しかも、本を売ると150円のクーポンをもらえるので、売っては買っての輪廻転生?を繰り返している。

 まずは、『HAPPINESS IS』。

 この本は、チラリと立ち読みして一発で気に入ってしまった良本。日常の何気ない幸せを、愛らしいイラストと共に500話紹介している。例えば、「ソファでのうたた寝」、「ふわふわのタオル」、「コーヒーの香り」などなどなど。

 日常のささやかな幸せを意識して生きていくことは凄く素晴らしいことだ。このブログでも"My Happiness is"でも始めてみようかな。

 これは、石田ゆり子さんの『旅と小鳥と金木犀―天然日和〈2〉』。『天然日和』を先日読み終わったばかりだったので、グッド・タイミングでの購入。

 石田ゆり子さんは、随分前から芸能活動をしているので、自分より年上だろうとずっと思っていた。『逃げ恥』が世間で話題になっていた頃、ふと石田ゆり子さんの経歴をググってみたところ、何と僕と同い年。しかも誕生日が8日違いの10月生まれ。しかもしかも同じ名古屋市の出身。それ以来、心の同級生ゆりちゃんとして、すっかりファン(?)というか、同い年の同志みたいな気持ちで応援したくなってしまった。

 『天然日和』は、ゆりちゃんの日記のようなエッセイで、日常の出来事を彼女独特の感性で描かれている。本に関する話も多くて、気楽にページをめくるにはとっても良い本だ。

 お次は、万城目学の『とっぴんぱらりの風太郎』。

 僕は、読書量の中に占める小説の割合が結構低く、新刊が出版されて必ず読むのは村上春樹氏くらい。それだけでは読書の幅が広がらないので、いつからか本屋大賞の上位10作品をターゲットにして読み込むことにした。本屋大賞の素晴らしいところは、本屋さんの店員が選ぶだけあって、なんとも素人目線というか肩の張ったところや、評論家のような小難しいところが一切ない。読んでみると全部が面白い。外れが全くない。自分の趣味と合わない本でも、ちゃんと面白い。安心して買うことが出来る。

 万城目学の小説は、『鴨川ホルモー』、『鹿男あをによし』に続いて3冊目。氏の小説は、そのタイトルからも分かるように何とも珍妙。よくもこんな発想が出来るものだなと毎回感心してしまう。歴史観を絶妙に取り込んだストーリーは、現在と過去の深い繋がりを考えさせてくれる。