Recorded : 1978,08-09
Released : 1978,12,12 [Single Side B] [UK]
1979 [Single Side A] [JP]
Side A
The Harder They Come
1978年にリリースされたキース・リチャーズのファースト・ソロ・シングル。キースの音楽ルーツともいえるロック界のレジェンド、チャック・ベリーのクリスマス・ソング'Run Rudolph Run'と、レゲエ界のレジェンド、ジミー・クリフの'The Harder They Come'をカバーしている。日本盤は英国オリジナル盤とA・B面を逆にしてリリースされており、ジャケット・デザインも変更されている。
チャーリー・ワッツは'The Harder They Come'に参加しており、各小節の3拍目にアクセントが置かれるレゲエ独特のリズムを刻んでいる。
なお、ジミー・クリフのオリジナル版は、1972年に映画のサウンドトラック盤としてリリースされた"The Harder They Come"で聴くことができる。また、ジミー・クリフは1986年にリリースされたローリング・ストーンズのアルバム”Dirty Work”のキース・リチャーズがボーカルをとるレゲエ・ナンバー'Too Rude'に、バッキングボーカルとして参加している。
Jimmy Cliff
"The Harder They Come"
6. The Harder They Come
The Rolling Stones
"Dirty Work"
5. Too Rude
Recorded : 1978,08-09
Released : 1991 [Bootleg]
4. The Harder They Come
9. Run Rudolph Run
キース・リチャーズのボーカル曲をフィーチャーした編集盤。特筆すべきは、1978年にリリースされたキースのファースト・ソロ・シングルの両面曲が収録されているところ。恐らくこの2曲をCDで聴くことができるのは本盤だけではないだろうか。
本作のCD帯には次のように記されている。
『絶滅シリーズ』
一、英国渡来の甲虫(ビートルズ)、鉛風船(ツェッペリン)、岩石転し(ストーンズ)の豪華絢爛音仕掛。
二、平成末年除夜の鐘を以って市中商い御法度と相成り候。
Recorded : 1978,09-11
Released : 1979,04,20
1. Worry No More
2. Breakin My Heart
4. Buried Alive
5. Come To Realise
6. Infekshun
8. We All Get Old
10. Lost And Lonely
11. Don't Worry
Released : 1981
4. Redeyes
7. She Was Out There
9. She Never Told Me
Released : 1985,05
1. Baby Please Don’t Go
2. Can You Hear Me
7. Saturday Night
8. Let’s Talk It Over
9. All Night Long
ウィリー・アンド・プア・ボーイズは、ストーンズのビル・ワイマン(b)が、元フェイセズのロニー・レーン(b)が冒された原因不明の難病(多発性脳脊髄硬化症)の研究機関ARMS(Action for Research into Multiple Sclerosis)へのチャリティを目的として結成されたバンド。1985年にリリースされた本作には、ストーンズのビルとチャーリーはじめ、1983年のアームズ・コンサートにも参加したアンディ・フェアウェザー・ロウ(g,vo)、ジミー・ページ(g)、ポール・ロジャーズ(vo)、ケニー・ジョーンズ(dr)、レイ・クーパー(per)等の豪華なゲストが参加している。また、サックスのウィリー・ガーネットは、この後にチャーリー・ワッツ・オーケストラの1986年リリース作“Live at Fulham Town Hall”にも参加している。
収録された曲は、12曲中の1曲を除き全てオールドR&R、R&Bのカヴァーとなっている。注目すべきは、チャック・ベリー作の8曲目'Let’s Talk It Over'。この曲はストーンズでもカヴァーしており、未発表曲集アルバムの"Metamorphosis"に、'Don't Lie To Me'のタイトルで収録されている。また、9曲目の'All Night Long'では、ビルが珍しくヴォーカルを披露している。
ちなみに、バンド名となった《ウィリー・アンド・プア・ボーイズ》の”Willie”とは、ビルの年少期のあだ名から取られている("Stone Alone" p.76)。"Poor Boys"は、労働者階級の6人兄弟の長男として貧しい家庭で育ったビルの兄弟や友人たちことだろう。
なお、1992年にはバンドを再編し、ライヴ・アルバム"Tear It Up - Live"をリリースしているが、残念ながらチャーリーは参加していない。
Eric Clapton & Friends
"The A.R.M.S. Benefit Concert"
The Charlie Watts Orchestra
“Live at Fulham Town Hall”
The Rolling Stones
"Metamorphosis"
2. Don't Lie To Me
Bill Wyman / Ray Coleman
"Stone Alone"
Willie and the Poor Boys
"Tear It Up - Live"
Released : 1985 [DVD]
2015 [DVD+2CD The Complete]
Recorded : 1991,08-09 /1991,12 / 1992,02
Released : 1992,09,08
3. Ain't Rock & Roll
5. Knock Yer Teeth Out
9. Show Me
Recorded : 2017
Released : 2017,07,27 [Single CD]
1. Gotta Get A Grip
2. England Lost
2017年7月27日にリリースされたミック・ジャガーのソロ・シングル。参加メンバーは、ストーンズからチャーリー・ワッツとロン・ウッド、更にはストーンズのツアー・サポート・メンバーであるマット・クリフォードが、キーボードの他にもソングライター、プロデューサーとしてクレジットされている。曲調は(3/4+1)ストーンズにもかかわらず、いかにもミックらしい最新の音作りとなっている。チャーリーのドラムもプログラミングの結果からなのか、全くらしくない。
ミックはこの2曲について、「“僕たちの生きている混乱と挫折の時代”と呼ぶ現代に対する緊急な対応策」、「“変化する政治情勢に対する不安感と不可知”の結果」と語っている。