Recorded : 1977,06,12
Released : 1978 [LP "Jammin' The Boogie"] / 1999 [CD“Shufflin the Boogie”]
ブリティッシュ・ブルーズ界のピアニスト2人、ボブ・ホールとジョージ・グリーンを中心に結成されたブギ・ウギ・バンドの1978年ライヴ盤。チャーリー・ワッツは全曲に参加しており、イアン・ステュワートもピアノで1曲(5)参加し、アルバムをプロデュースしている。この活動は後のプロジェクト"Rocket 88"に継承されていく。
なお、コリン・スミス(tp)とジョン・ピカード(tb)は、1985年のチャーリー・ワッツの初ソロ・プロジェクト"The Charlie Watts Orchestra"にも参加している。
Recorded : 1979,11,17
Released : 1981,01,27
ストーンズ6番目のメンバーと言われたイアン・スチュワートによるプロジェクト。ステュが敬愛するブギウギとブルーズで構成されている。『Rocket 88』はブギウギ・ピアノの始祖と言われるピート・ジョンソンの代表曲。これをプロジェクト名、アルバム名、冒頭1曲目に収録するあたりスチュのブギウギに対するリスペクトが感じられる。
メンバーは前掲"Shufflin the Boogie"のメンバーであるボブ・ホール(p)、ジョージ・グリーン(p)、チャーリー・ワッツ(dr)を中心に4人のホーンセクション、更にチャーリーのブルース・インコーポレイテッド時代(1962年頃)の恩師アレクシス・コーナーがギターとヴォーカルで、ジャック・ブルースがベースとヴォーカルで参加している。
主役であるはずのスチュはピアノでの参加は1曲だけに留め、残りはアルバムのプロデュース役に徹している。サポート・メンバー兼ロード・マネージャーとして長年にわたりストーンズを影から支え続けたスチュらしい立ち位置だ。
なお、アルバム・カバーのイラストはチャーリーによるもの。
Alexis Korner
”Bootleg Him!”
Recorded : 2009,06,08 / 10
Released : 2010,01,10
Recorded : 2010,02
Released : 2011,03,31
3. Worried Life Blues
4. Boogie For Stu
5. Make Me A Pallet On Your Floor
6. Midnight Blues
8. Watching The River Flow
9. Roll 'Em Pete
12. Kidney Stew (*Japan Only)
Recorded : 2010,09,07-11
Released : 2012,06,13
Recorded : 2011,03,09
Released : [DVD-R] [Bootleg]
The ABC&D Of Boogie Woogie
The Guest
前掲のベン・ウォーターズによる故イアン・スチュワートに捧げるアルバム"BOOGIE 4 STU"の発売に併せて企画された一夜限りのスペシャル・ライヴ。The ABC&D Of Boogie Woogieがベースのバンドとなり、ロン・ウッド、ビル・ワイマン、ミック・テイラーの新旧ストーンズ組をはじめ、ジュールス・ホーランド、元シンプリー・レッドのミック・ハックネル等がゲストとして参加している。
なお、サックス奏者のドン・ウェラーとウィリー・ガーネットは、1985年のチャーリー・ワッツの初ソロ・プロジェクト"The Charlie Watts Orchestra"にも参加している。
The Charlie Watts Orchestra
"Live at Fulham Town Hall"
Recorded : 2011,03,09
Released : [DVD (Bootleg)]
6番目のストーンズとして長年ピアニスト兼ローディだったイアン・スチュワートへのトリビュート・コンサート“Boogie for Stu”。前掲の"THE STU TRIBUTE 2011"の一部は映像がなく音声のみの曲もあったが、本作は同イベントに参加したファンによるオーディエンス・ショットで、ショーを完全収録している。特にショー後半ではチャーリー・ワッツ、ビル・ワイマン、ロニー・ウッド、ミック・テイラーと4人のストーンズが共演し、'Don't Lie To Me'、’Down The Road Apiece’、’Can I Get A Witness’といったストーンズの初期レパートリーが演奏されている。今までベールに包まれていたスチュ追悼イベントが、全編を通してリラックスかつゴキゲンなブギウギ・ショーであり、またストーンズの同窓会と化していたことがステュに対するリスペクトが強く感じられる。