チャーリー・ワッツは、1991年に来日公演を行った際に行われた小川隆夫によるインタビューで、ジャズ・オーケストラを結成した頃の思い出を次のように語っている。
「(前略)それからもうひとつ嬉しいことがあった。トロントでのことだ。大きなホールでコンサートが予定されていたんだけれど、あの『マッセイ・ホール』が昔のまま残されていることがわかった。キャパシティは小さいけれど、そこは我が儘を言って『マッセイ・ホール』でコンサートを開かせてもらった。パーカーやパウエルやミンガスが同じステージで演奏したのかと思うと感無量だったね。」*
Massey Hall
マッセイ・ホールは、カナダのトロントにある舞台芸術劇場で1894年にオープンした。キャパシティーは2,752人と、こぢんまりとした劇場だが、その卓越した音響効果で知られている。クラシック、ジャズ、ロックとジャンルを問わず多くのミュージシャンがコンサートを開いている。
Recorded : 1953,05,15
Released : 1953
チャーリー・ワッツは、1991年に来日公演を行った際に行われた小川隆夫によるインタビューで、ジャズ・オーケストラを結成した頃の思い出を次のように語っている。
「(前略)『マッセイ・ホール』でコンサートを開かせてもらった。パーカーやパウエルやミンガスが同じステージで演奏したのかと思うと感無量だったね。」*
*) 小川隆夫のJAZZ blog Keep Swingin'
"Jazz at Massey Hall"は、1953年5月15 日にマッセイ・ホールで行われたThe Quintetのライブ・アルバム。クインテットはビバップを代表する5人の巨人、ディジー・ガレスピー(tp)、チャーリー・パーカー(as)、バド・パウエル(p)、チャールズ・ミンガス(b)、マックス・ローチ(dr)で結成されている。5人が一緒に録音したのは本作だけであり、パーカーとガレスピーの最後の共演盤となった。