Recorded : 1998,07,29 / 09,11-12 / 1999,01,07
Released : 2000,01,01
デイブ・グリーン(b)は、1960年代初期からジャズ・ミュージシャンとして活動を始め、ハンフリー・リトルトン(tr)やドン・レンデル(s)-イアン・カー(tr)のバンド、またスタン・トレーシー(p)らと共演し、サイドマンとして多くののアルバムに参加している。また、ロニー・スコッツ・ジャズ・クラブのハウス・バンドマンとして、アメリカから訪英したコールマン・ホーキンス(ts)、ベン・ウェブスター(ts)、ローランド・カーク(ts)、ソニー・ロリンズ(ts)らとも共演している。
本作は2000年にリリースされた彼の初リーダー・アルバム。レーベルは《Ronnie Scott's Jazz House》からリリースされている。
デイヴィッド(チャーリーは「デイヴ」ではなく、「デイヴィッド」と呼んでいる)とチャーリーは近所に住む幼馴染で、子供のころ同じ時期にジャズに目覚めた親友でもある。
Recorded : 2006,04,21 / 05,15 / 06,21
Released : 2011
デイブ・グリーン(b)とバリー・グリーン(p)のデュオによるアルバム。
このアルバムは2人の名義になっているが、デュオによるインタープレイではなく、バリー・グリーンの美しいピアノが前面に押し出されている。デイブ・グリーンのベースは常に控え目だが、時には底からバリーのピアノの音色を支え、またアルバム全体が単調にならないように上手くベース音を差し伸べサポートしている。
ところで、アルバムの裏ジャケットには、デイブとバリーがパブでビールを飲みながら談笑している写真が載っている。二人の柔和な表情といい、がっしりとした体格といい、同じグリーン姓からも親子ではないかと錯覚してしまう。バリーのウェブ・サイトによるプロフィールからは親類縁者ではないようだが、二人の息の合った心安らぐ音のアルバムとなっている。
Released : 1996
チャーリー・ワッツ・クインテットのサックス奏者、ピーター・キングのクインテットによる作品。同じくチャーリー・ワッツ・クインテットのトランペット奏者であるジェラルド・プレゼンサーが客演している。
Recorded : 1999
Released : 2001,01,01
チャーリー・ワッツ・クインテットのトランぺッター、ジェラルド・プレゼンサーの2枚目のリーダー作。
Recorded : 1999,12,20-22 / 2000,03,27
Released : 2001
Extra Member
Released : 2006,02,27
バナード・ファウラーのファースト・ソロ・アルバム。
ファウラーは1985年にミック・ジャガーのソロ・アルバム『シーズ・ザ・ボス』にバッキング・ヴォーカルとして参加して以来、ローリング・ストーンズのアルバムとツアーの殆ど全てに、また、キース・リチャーズ、ロン・ウッドのソロ・アルバムにもゲストとして参加している。
チャーリー・ワッツのソロ活動にも欠かせない存在で、『ア・トリビュート・トゥ・チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス』(”A Tribute To Charlie Parker With Strings”)では、ナレーターと2曲でヴォーカルを、『ウォーム・アンド・テンダー』("Warm And Tender")と『ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ』("Long Ago And Far Away")では、殆ど全ての曲で甘いヴォーカルを聴かせてくれる。チャーリーも「バナードはジャズを歌わせても素晴らしい味を出す」と語っている。
このソロ・アルバムには、数多くのミュージシャンと共演してきた彼らしく、ストーンズ・ファミリーからは、ロン・ウッドをはじめダリル・ジョーンズとリサ・フィッシャーが参加している。その他にも、ニッケルバックの盟友、スティーヴィ―・サラス、TOTO組からはスティーブ・ルカサー、サイモン・フィリップスらが参加している。残念ながらチャーリーは参加していないが、ストーンズの「ワイルド・ホーシズ」やニール・ヤングの「シナモン・ガール」のカバーも含め、豪華な共演陣とファウラーのならではのヴォーカルを聴かせている。
Charlie Watts Quintet
"A Tribute To Charlie Parker With Strings"
Charlie Watts Quintet
"Warm And Tender"
Charlie Watts
"Long Ago And Far Away"
Introduction and Club Owner
Recorded : 1968,10,25-26
Released : 1968
ロニー・スコットはイギリス、ロンドン出身のテナー・サクソフォーン奏者。だが一般的には“ロニー・スコッツ・ジャズ・クラブ”の設立者としての方が知られているだろう。
チャーリーのソロ3作目“A Tribute to Charlie Parker with Strings”の冒頭で前説を披露しているのがクラブ・オーナーであるロニー・スコット。取りも直さず、チャーリーがソロ活動としてジャズを始めたきっかけが「ロニー・スコッツ・クラブの舞台に立ちたい」との思いだったことからも、ロニー・スコットがチャーリーのジャズ活動に与えた影響は計り知れない。
多くのミュージシャンがロニー・スコッツ・クラブでのライヴ盤を残しているが、ロニー・スコット自身もジャズ・ミュージシャンとして同クラブでの録音を残している。このアルバムを聴くと、ロニー・スコットがサックス奏者としてもバンド・リーダーとしても一流の腕前だったことが分かる。
なお、クリス・パイン(tb)、レイ・ウォーリー(as,fl)、ロン・マシューソン(b)は、チャーリー・ワッツ・オーケストラのアルバム“Live at Fulham Town Hall”に参加している。
The Charlie Watts Orchestra
“Live at Fulham Town Hall”
Dedicate to
Recorded : 1945,12,29
Released : 2000,11,18
8. Dizzy's Boogie
9. Dizzy's Boogie (Alternate)
10. Flat Foot Floogie
11. Flat Foot Floogie - Alternate
12. Poppity Pop
13. Slim's Jam
チャーリー・ワッツのソロ2作目"From One Charlie"は、ビバップの創始者のひとり天才アルト・サックス奏者のチャーリー・パーカーへのトリビュート作品だが、ジャイヴ・ミュージックの雄といわれるスリム・ゲイラードにも捧げられている。チャーリーは1991年の来日の際に行われたインタビューで次のように語っている。
「アルバムの1日目の録音が終わって帰りの車の中で、ピーターとナレイションは誰に頼もうか、という話になった。マスコミ向けにロニー・スコッツで演奏するって決まっていたからね。で、僕が最初スリム・ゲイラードがいいって提案したら、ピーターもストーンズのウェンブリーでのコンサートの時に彼を見かけた、なんて話をしていたんだ。その後、車のラジオで彼の訃報を聞いた。それでアルバムを彼に捧げることにしたんだ。スリムはとても愛すべきハンサムな男だったよ。」*
~ チャーリー・ワッツ ~
本作は、1945年12月29日に行われたゲイラードとチャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー等とのセッション。ベルトーン・レーベルで録音されたが、後にサヴォイに買い取られパーカー名義で発売された。ゲイラードはボーカル、ギターに加えピアノも演奏しており、ジャイヴ・ミュージックならではの楽し気なセッションが伺える。