Released : 1986
11. Key To The Highway (hidden track)
”6人目のストーンズ”として知られるイアン・スチュワート。『ダーティー・ワーク』録音直後の1985年12月12日に心臓発作で急逝。享年47歳。
『ダーティー・ワーク』にはステュを追悼し、11曲目にシークレット・ナンバーとしてステュがブギウギ調で演奏する「キー・トゥ・ハイウェイ」が収録されている。また、アルバム・クレジットの最後には、”This album is dedicated to Ian Stewart” ”Thanks, Stu, for 25 years of boogie-woogie”と記されている。
チャーリーは、スチュのプロジェクト『Rocket88』を始め、ストーンズ以外の活動の多くをステュと行動を共にしている。ある意味、ストーンズのJazzyな要素を支えていたのは、チャーリーとステュと言える。合掌。
Recorded : 1970,12 - 1971,05
Released : 1971,11,08
2. Rock and Roll
レッド・ツェッペリンの4作目で、ロック史上に残る名盤。本作には正式なタイトルはなく、アルバム・ジャケットには一切のクレジットや情報が記載されなかった。
多忙なツアーを行っていたツェッペリンは、ローリング・ストーンズから借りた車載スタジオ「モービル・ユニット」を用いて録音を行った。同スタジオの管理人だったイアン・ステュワートを迎えてジャム・セッションを行なっていた際、たまたまジョン・ボーナム(dr)がリトル・リチャードの‘Keep a Knockin’のイントロを叩き始めたところ、ジミー・ペイジ(g)が即興のリフで応じ、そのまま発展させて15分後には曲の骨格ができあがった偶発的に生まれた曲。ブルース形式に則った3コードのシンプルながら強烈なロックンロール・ナンバーで、ペイジのギター・ソロの後から挿入されるステュのリトル・リチャードばりのピアノが曲の後半を盛り上げている。
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Recorded : 1970,07/12 / 1971,01-03 / 1972,05 / 1974,01-02
Released : 1975,02,24
Disc 2
7. Boogie with Stu
レッド・ツェッペリン6作目のアルバムで、新作8曲と未発表7曲の構成となっている。イアン・ステュワートが参加している‘Boogie with Stu’は、“Led Zeppelin IV”からのアウト・テイク。つまり、前掲の‘Rock and Roll’と同時期の録音となっている。ジャム・セッション風の録音で、正にステュと一緒に、ブギ・ウギの演奏をツェッペリンの面々が楽しんでいる様子が伺える。ペイジがマンドリンを担当したため、この曲ではプラントがギターを弾いている。
Recorded : 1993 (1-13) / 1990 (14-18)
Released : 1995,01,04 / 2003,03,04
Original Album
1.Detroit Rocks
2. All I Got Is You
3. Beehive Blues
4. Mr Freddie Blues
5. How Long Blues
6. She's Gone
7. Axel's Wheel
8. Going Down Slow
9. Red River Boogie
10. Gone Fishin'
11. Somebody Watching Me
12.Blues Before Sunrise
13.At The Window
Bonus Tracks (From the Blues to Bop Festival 1990)
14. The Sheik of Araby
15. Texas Stomp
16. At the Window
17. Barrel House Boogie
18. Margie
ボブ・ホールは盟友ボブ・ブルーニング(Bob Brunning)やデイブ・ケリー(Dave Kelly)らとともに英国ブルース・シーンを牽引し続けたブルース・ピアニスト。1963年にJohn Lee’s Groundhogsでメジャー・デビューし、以降さまざまなグループで活動してきた。2014年にはRic Lee’s Natural Born Swingersにも参加しており息の長い活動をしている。
本作は1995年にリリースされたボブのソロ・アルバム。2003年にはボーナス・トラック5曲(1990年のライヴ)が追加され、アルバム・ジャケットもリニューアルされた。
Recorded : 1994,05,30-31 / 1994,06,06-07
Released : 1994
1. Dream A Little Dream Of Me
2. People Will Say Were In Love
8. My Heart Stood Still
14. After Awhile
本作は、ディック・サドハルター(tp, fgh)による1994年の作品。録音は5月と6月にそれぞれ2日づつ行われているが、メンバーは5月と6月ではそっくり入れ替えられている。アル・ゲイ(ts)は5月録音の4曲に参加している。8曲目の'My Heart Stood Still'では、デッィクとアルによるコール・アンド・レスポンスを聴くことができる。
なお、同じく5月の録音には、チャーリーの盟友デイヴィッド・グリーン(b)と、1986年10月31日にドイツのベルリンで行われたジャズ・フェスティバルでチャーリー・ワッツ・オーケストラのピアノを担当したミック・パインも参加している。
Recorded : 1959,02,20
Released : 1959
ハル・シンガーは、1981年にイアン・スチュワートを中心としたブギ・ウギ・バンドRocket 88のライブ・レコーディングに参加している。
本作は、1959年にモダン・ジャズ・レーベルの名門プレスティッジからリリースされたハルのリーダー・アルバム。ピアノにはレイ・ブライアントが参加している。
Recorded : 1991,06 / 08
Released : 1992,03,18
ドイツ人ブギウギ・ピアニストのアクセル・ツヴァインゲンベルガーが、敬愛するブギ・ウギ・マスター達の曲をカバーした作品。ブギ・ウギ・ピアノ三大巨匠のALBERT AMMONS(アルバート・アモンズ)の7,10、MEADE LUX LEWIS(ミード・ルクス・ルイス)の3,8,9、PETE JOHNSON(ピート・ジョンソン)の4,13が収録されている。全曲アクセルのピアノ・ソロで構成されており、彼のオリジナルも1曲収録されている。
Recorded : 2001,01,17 - 10,11
Released : 2001,12,08
ジュールズ・ホランドは、元スクイーズのキーボーディストで、スクイーズ脱退後はバンド・リーダー、歌手、作曲家として活躍している。また、イギリスの人気音楽番組ジュールズ倶楽部の司会者でもある。その交友関係の広さからか、本作には実に豪華なゲストが参加している。スティング、ポール・ウェラー、ジョー・ストラマー、ドクター・ジョン、デヴィッド・ギルモア、マーク・ノップラー、ヴァン・モリソン、スティーブ・ウィンウッド、ジャミロクワイ、エリック・クラプトン・・・。正にアルバム・タイトル通りのスモール・ワールドのビッグ・バンドだ。特に本作を著名にしているのは、ジョージ・ハリスンの生前最期のレコーディング曲(2)が収録されていることだ。
Recorded : 2013,11,25
Released : 2015,01,27
アレックス・ガーネット(ts)とチャーリー・ワッツは、ベン・ウォーターズ(p)が六番目のストーンズと呼ばれたイアン・スチュワート(p)に捧げたトリビュート・アルバム"Boogie 4 Stu - A Tribute to Ian Stewart"の3曲で共演している。
アレックスはロンドンを拠点に活動しているテナー・サックス奏者で、作曲家、アレンジャーとしても活動する多彩なミュージシャンであり、ファースト・コール・サイド・マンとして数え切れないほどのレコーディングに参加している。
本作はアレックスのバンド《Bunch of Five》による、彼のセカンド・ソロ・アルバム。硬質で現代的な印象を与えるアルバム・カバーに反し、《5人の束》のバンド名通りオーソドックスなジャズ・スタイルで5人の結束感を感じさせるアルバムとなっている。