Recorded : 1969,09,17
Released : 1970,03,23
3. I Put A Spell On You
9. Hurtsome Body
レオン・ラッセルといえばロック、スワンプ・ロックとして有名だが、チャーリーが参加しているこのアルバムの2曲はコテコテのブルーズなので、ここで取り上げている。
このアルバムは、レオン・ラッセルが1970年に発表したソロ名義での初のスタジオ・アルバム。彼の代表作でもある。チャーリーの他にもストーンズ組からはビル・ワイマン、ビートルズ組からはジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、クラウス・フォアマン、クラプトン組からエリック・クラプトン、デラニー・ブラムレット、スティーヴ・ウィンウッド、その他にもジョー・コッカーなど錚々たるミュージシャンが参加している。
なお、レオン・ラッセルは、ストーンズの1969年発表のアルバム"Let It Bleed"の'Live With Me'に、ピアノとホーン・アレンジとして参加している。
The Rolling Stones
"Let It Bleed"
4. Live With Me
Recorded : 1979,11 - 1980,01
Released : 1981,06
4. Trouble In Mind
10. Cabin In The Sky
ブライアン・ナイト(1939 - 2001)は、ローリング・ストーンズの長いバンド史の中で最初期に登場する人物。1960年代初め、ブライアン・ナイトとローリング・ストーンズの創設者ブライアン・ジョーンズはウェスト・ロンドンのブルーズ界隈で出会った。ブライアン・ジョーンズは、ブライアン・ナイトをボーカル、ジェフ・ブラッドフォードをギター、イアン・スチュワートをピアノ、ディック・テイラーをベースとするバンドを構想していた。しかし、マディ・ウォーターズ流儀のトラディショナル・ブルーズを目指すブライアン・ナイトと、ボ・ディドリーやチャック・ベリーのスタイルをも支持するブライアン・ジョーンズの音楽性の違いから、ブライアン・ナイトはバンドを去ることになった。その後に加入したのがミック・ジャガーとキース・リチャーズで、それがローリング・ストーンズの母体となった。
そして、ブライアン・ナイトがジェフ・ブラッドフォードと新しく結成したブルーズ・バンド”Blues BY Six”にドラマーとして参加したのがチャーリー・ワッツだった。
1979年末にレコーディングされたこのアルバムには、チャーリー・ワッツをはじめ、イアン・スチュワート、ジェフ・ブラッドフォード等の昔からの仲間達が参加している。’Trouble In Mind’はスライド・ギターでしっとりと聴かせるスロー・ブルーズ、’Cabin In The Sky’はイアン・スチュワートのブギ・ウギ調のピアノをフィーチャーした軽快なブルーズ・ナンバー。ブライアン・ナイトのブレないブルーズ愛を感じる。
なお、ブライアン・ナイトはキース・リチャーズの自伝『ライフ』にも登場している。
Keith Richards
"Life"
P. 102 - 103
Recorded : 1979,11 - 1980,01
Released : 1991,03
5.Trouble In Mind
ブライアン・ナイトのスライド・ギターが全編に渡りフィーチャーされたブルーズ・アルバム。チャーリー・ワッツは’Trouble In Mind’で参加しているが、録音は前述のアルバム”A Dark Horse”と同じ物が収録されている。
Recorded : 1981
Released : 2004,01,13
1. The Cat
6. Big Boss Man
7. Bad Penny Blues
13. Longing for You Baby
15. Let The Good Times Roll
17. Swing Out Dave
19. Half the Man (Twice The fool)
The Blues Band
As Guest (7)
本作は、ブルーズ・バンドにゲストを迎えた曲を集めたコンピレーション盤。7曲目の'Bad Penny Blues'には、チャーリー(dr)と盟友のデイヴ・グリーン(b)、イアン・ステュワート(p)が参加している。
その他にも、'The Cat'と'Big Boss Man'にはイアン・ステュワート、'Longing for You Baby'にはチャーリーとブギウギ・アルバム”Shufflin the Boogie”と"Rocket 88"で共演したボブ・ホール(p)、'Let The Good Times Roll'には同じくブギウギ・アルバム"Boogie 4 Stu"で共演したジュールズ・ホランド(p)が参加している。また、'Swing Out Dave'にはチャーリー・ワッツ・オーケストラで共演したピーター・キング(as)、レイ・ウォーレイ(as)、アラン・スキドモア(ts)が参加している。'Half the Man (Twice The fool)'には、ストーンズのサポート・メンバーとして参加していたイアン・マクレガン(p)も参加している。図らずも、チャーリーとの共演者を多数聴くことができる。
Recorded : 1984,12,09
Released : 2008 [Bootleg]
本作は、ロリー・ギャラガー(g, vo)とジャック・ブルース(b)が中心となって、1984年12月9日にスコットランドの首都エディンバラで行われた「エチオピア救済ベネフィット・コンサート」を収録したライヴ・アルバム。ロリー・ギャラガーのブルーズ・ギターをたっぷりと聴くことができる。
前掲のとおり、約半年前(1984年6月5日)にジミー・ペイジ(g)が中心となって開催された”Tribute to Alexis Korner”に参加していたジャック・ブルース(b)、チャーリー・ワッツ(ds)、イアン・スチュワート(p)に加え、ホーンセクションのジョン・ピカード(tb)、ドン・ウェラー(ts)、ウィリー・ガーネット(ts)、ディック・ヘックストール・スミス(ts)らも参加している。
Released : 1997
12.Paying the Cost to Be the Boss
The Rolling Stones
本作は、ブルーズの大様BBキングが、ロック、R&B、ヒップホップ、カントリーなど様々なジャンルのミュージシャンを迎えて創られたアルバム。ストーンズのほか、エリック・クラプトン、ヴァン・モリソン、デヴィッド・ギルモア、ウィリー・ネルソンほか、大物ミュージシャンがBBのもとへ結集している。
ストーンズのメンバーは、各々が多くのミュージシャンと共演し録音を残しているが、ローリング・ストーンズとしての参加は極めて希である。契約上の問題もあるのだろうが、ソロでのセッションは好きなの音楽と仲間で気楽に楽しみたいのであろう。そんなストーンズの面々を一同に集められるのは、流石はブルーズ・キングならでは。