Recorded : 1962,07,12
Released : 1972,07
2. I’m A Hoochie Coochie Man
チャーリー・ワッツはローリング・ストーンズ加入前に、アレクシス・コーナーのブルース・インコーポレイテッドに参加しており、1962年7月12日にBBCラジオの番組《BBC Jazz Club》で、マディ・ウォーターズ(作曲はウィリー・ディクソン)の'I’m A Hoochie Coochie Man'を録音している。ちなみに、《Hoochie Coochie Man》とは、アメリカ南部の黒人スラングで《絶倫男》の意味。
アレクシス・コーナーのギター他、シリル・デイヴィスがボーカルとハーモニカ、ジャック・ブルースがベースで参加している。
このアルバムはアレクシス・コーナーのベスト的な編集アルバムで、後のブリティッシュ・ロックの隆盛を象徴するブルース・インコーポレイテッドからの卒業生の面々が参加した曲が収録されている。7曲目の'Rockin'にはクリームを結成することになるジンジャー・ベイカー(dr)とジャック・ブルース(b)が、10曲目の’Mighty-Mighty Spade & Whitey’には後のフリー、バッド・カンパニーのボーカリストとなるポール・ロジャーズが、12曲目の'Operator'にはレッド・ツェッペリンのボーカリストとなるロバート・プラントが参加している。その他にも、6曲目の’Oh Lord, Don't Let Them Drop That Atomic Bomb On Me’には、後にチャーリー・ワッツ・オーケストラのメンバーとなるクリス・パイン(tb)とアラン・スキッドモア(ts)も参加している。
なお、アレクシス・コーナーとジャック・ブルースは、1981年にイアン・ステュワートらが中心となって結成したブギ・ウギ・バンド、Rocket 88に揃って参加している。
Cream
“Fresh Cream”
Bad Company
“Bad Company”
Free
“Free”
Led Zeppelin
"Led Zeppelin"
The Charlie Watts Orchestra
“Live at Fulham Town Hall”
Rocket 88
"Rocket 88"
Recorded : 1962,07
Released : 1994,11
1. Everything She Needs
2. (Night Time Is) The Right Time
アレクシス・コーナーのBBC音源集。チャーリー・ワッツは、1962年7月のラジオ番組《Band Beat》へのレコーディングに参加しており、2曲がこのアルバムに収録されている。
※1曲目の’Everything She Needs’はクレジットの間違いで、’Built For Comfort’が正式なタイトルとする資料あり。
※2曲目の'(Night Time Is) The Right Time' は1963年の録音で、ドラムはジンジャー・ベイカーとする資料あり。
Recorded : 1983,04,28
Released : 1994,11
18. Bring It On Home To Me
19. Money Honey
アレクシス・コーナーのBBC音源集。チャーリー・ワッツはビル・ワイマンと共に、1983年7月9日放送のラジオ番組《In Concert》へのレコーディングに参加しており、2曲がこのアルバムに収録されている。
前出の同アルバムに収録された2曲は、チャーリー・ワッツがローリング・ストーンズに加入する前の無名時代の録音。今回は正真正銘の世界一のロックンロール・バンドのドラマーとしての参加。数多くのブリティッシュ・ロックのスターを生み出したブルース・インコーポレイテッドの優等生チャーリー・ワッツの参加を、【国ロックの父】と呼ばれたアレクシス・コーナーはどう思ったことか。
この録音からわずか数ヶ月後、アレクシス・コーナーは鬼籍に入る。
Recorded : 1983,04,28
Released : [LP] [Bootleg]
Side A
Side B
1983年4月28日、ロンドンの老舗クラブ、マーキー(Marquee Club)の25周年を祝うスペシャル・ライヴ。前掲の“The BBC Radio Sessions”では2曲のみCD化されているが、本盤ではブートレグのLPながらイントロを含め全曲を聴くことができる。
※A面4曲目の’Chuckle’は、’Chopped’とする資料あり。
※B面1曲目の’Unknown Boogie’は、’One Room Country Shack’とする資料あり。
Recorded : 1983,04,29
Released :2016,10,28
1. Timber
2. How Long How Long Blues
3. Hoochie Coochie Man
4. Willie’s Trick
7. Lawdy Miss Clawdy
8. I’d Rather Go Blind
9. Blue Monday
10. Clapping Song
前掲“Back to the Marquee”の翌日1983年4月29日に行われた、マーキー25周年のスペシャル・ライヴ。
ローリング・ストーンズからはチャーリーのほか、ビル・ワイマン(b)、イアン・ステュワート(p)が参加している。また、後にチャーリー・ワッツ・オーケストラのメンバーとなるジョン・ピカード(tb)、ウィリー・ガーネット(as)も参加している。アレクシスの息子ニコ・コーナーはギターで共演している。
The Charlie Watts Orchestra
“Live at Fulham Town Hall”
Recorded : 1983,04,29
Released : 2002,02 [DVD]
1. Timber
2. How Long How Long Blues
3. Hoochie Coochie Man
4. Willie’s Trick
7. Lawdy Miss Clawdy
8. I’d Rather Go Blind
9. Blue Monday
10. Clapping Song
前掲“Live from the Marquee Club, London”[CD]の映像盤。本DVDはライブ(1983年)から19年後の2002年にリリースされ、CDはさらに14年後の2016年にリリースされた。
Recorded : 1984,06,05
Released : 2019,09,20
Disc 1
1. Intro
2. Sweet Home Chicago
3. When It All Comes Down (I'll Still Be Around)
4. Early Morning Groove
5. Introducing The Band
6. Bring It On Home
7. How Long Blues
8. Blue Monday
9. Let The Good Times Roll
10. Stormy Monday
11. Splanky
12. Big Boss Man
Disc 2
1. My Country Man
2. Million Dollar Secret
3. River's Invitation
4. Jimmy Page Jam
5. Money's Getting Cheaper
6. King Of All I Survey
7. Got My Mojo Working
8. Every Day I Have The Blues
9. Encore Intro
10. Hoochie Koochie Man
「ブリティッシュ・ブルースの父」と呼ばれるアレクシス・コーナーは、1984年1月1日、肺癌が原因で鬼籍に入った。
本作は、アラクシスの死から約半年後の1984年6月5日、ジミー・ペイジ(g)が中心となりアレクシス・コーナーのトリビュート・コンサートがイギリスのノッティンガムで開催された際のライブ音源を収録している。師アレクシスの薫陶を受けた門下生たちによるアレクシス・ライト・オーケストラには、ジャック・ブルース(b)、チャーリー・ワッツ(ds)、イアン・スチュワート(p)、元マンフレッド・マンのポール・ジョーンズ(harmonica,vo)、ルビー・ターナー(vo)等のメンバーが参加した。全編にわたりブルーズやR&Bの名曲が演奏され、ステュのブギ・ウギ・ピアノが冴えわたっている。
コンサートの収益は、癌によって倒れたアレクシスの意思を継ぎ癌研究へと寄付された。
なお、チャーリー、ステュ、ジャック・ブルース、ジョン・ピカード(tb)、ドン・ウェラー(ts)は、1978年のステュによるプロジェクトRocket88にメンバーとして参加している。更には、左記のメンバーとウィリー・ガーネット(ts)は、1985年のチャーリー・ワッツの初ソロ・プロジェクト"The Charlie Watts Orchestra"にも参加している。
Rocket 88
”Rocket 88”
The Charlie Watts Orchestra
"Live at Fulham Town Hall"